マザーボードってなに?
マザーボードはPC内の各パーツを接続するための基板です。CPUやメモリー、各種拡張カード、ストレージなど、あらゆるパーツがマザーボードに接続されます。
マザーボードの構成
CPUソケット
CPUを取り付けるためのパーツです。取り付けるCPUのメーカー・世代によって対応するソケットが異なります。
チップセット
主に各種インターフェイスの制御を行います。チップセットの性能によってUSBやSATAなど使用できるインターフェイスの数や種類が左右されます。
メモリースロット
メモリーを取り付けるスロットです。
電源コネクター
主電源コネクター
電源ユニットからマザーボードへ電力を供給するためのコネクターです。20ピンと24ピンのものがありますが、現在は24ピンのコネクターが主流です。
CPU用電源コネクター
電源ユニットからCPUに電力を供給するためのコネクターです。4ピンと8ピン(EPS12Vコネクタ)のものがあります。
拡張カードスロット
PCI Expressスロット
PCI Express×16スロット
主にグラフィックスボードを取り付けるためのスロットです。高性能モデルでは複数搭載しているものもあります。×16スロットには、それより短い×8、×4、×1対応の拡張カードを挿すこともできます。
注意したいのは、スロット形状(見た目)が×16スロットであっても、内部接続のレーン数は別である、例えば×4であるといった場合がある点です。
なぜこのようなことが起きるのかというと、PCI Express接続の仕様にカラクリがあります。PCI Express接続の拡張カードでは、性能の低下を度外視すれば対応するレーン数よりも短いレーン数のスロットに取り付けても動作可能なのです。つまり、×16対応のグラフィックスボードは、×4スロットに接続して使用することもできるわけです。×16の「形状」のスロットが多く採用されているのはこのためで、物理的に一番長い形状のスロットを用意することで汎用性を高めているのです。
PCI Express×1スロット
RAIDボードやサウンドカードなどの拡張カードを取り付けるためのスロットです。
M.2スロット
M.2規格の拡張カードを取り付けるためのスロットです。主にSSDが選択されます。
SATAコネクター
HDDやSSDといったストレージ、光学ドライブを接続します。
I/Oパネル
映像出力や音声出力、USBなどの接続端子を集約したパーツです。
マザーボードの種類
主流となっているフォームファクターとして、ATX、MicroATX、Mini-ITXがあります。