『キルラキル』第11話をレビューします。
第十一話 可愛い女と呼ばないで
怒涛の展開の11話。
針目縫(はりめぬい)初登場
冒頭と中盤に1シーンずつ登場します。
vs 蛇崩乃音(じゃくずれののん)の続き
10話に引き続き蛇崩と戦う流子。その機動性を活かして挑みますが、攻防隙のない蛇崩に対してなかなか優位に立つことができません。そんななかで空を飛べるようになったことで、いきなり皐月を狙うという流子らしい横紙破りな戦法を見せますが、蛇崩に阻止されてしまいます。皐月への攻撃で激昂した蛇崩が繰り出した一斉奏射という飽和攻撃を掻い潜り、流子はリコーダー型ミサイルをカウンターで返すことで奏の装を打ち破ります。飛べなくなった蛇崩に対して一方的な攻撃でとどめを刺したかに思われましたが、蛇崩はダ・カーポというアンコール形態を残していました。その演奏は生命戦維に共振して直接ダメージを与えることができるというチートです。しかし流子は腕を音叉のように使うことで演奏を打ち消すばかりか、鮮血無拍子という技に昇華して振動を発生させて跳ね返してしまいます。結果、無力化された蛇崩は敗北します。連戦連勝を遂げる流子の一方で、皐月は戦闘データから四天王の極制服の問題点を検討するよう指示を出しています。
vs 猿投山渦と針目縫乱入
最後の四天王、vs 猿投山。極制服は三つ星極制服 剣の装 改。決戦開始直後、両者の間を遮るように針目縫が登場します。突然の来訪者に困惑する一同ですが、皐月は珍しく狼狽し、猿投山に下がるよう指示します。皐月と対等に会話する針目縫。針目縫は流子と戦うことを目的に学園を訪れたようで、制止に入った猿投山の攻撃を極制服なしの普通の姿で受け止め、小指一本で絆糸(ばんし)という極制服の要の糸を切って瞬殺するという離れ技をみせます。黄長瀬紬によれば針目縫はとんだ大物で、リボックス社のグランクチュリエ(高次縫製師)とのことです。
鬼龍院羅暁がチラッと登場
皐月の母でリボックス社社長である鬼龍院羅暁(らぎょう)が初登場。七色のオーラを纏っています。針目縫の突然の学園訪問は羅暁の指示によるものであることが示唆されます。羅暁の付き人の鳳凰丸礼もあわせて初登場します。今回は学園と直接の絡みはなく、お姿のみのお披露目でした。
針目縫の思いがけない告白
怒涛の展開に戸惑う流子に対して、針目縫は片太刀バサミを取り出し、自身が纏一身の命を奪ったと言い放ちます。ちなみに流子の持つ片断ちバサミが赤色であるのに対して縫のものは紫色です。これに流子は激昂。腕の変身用金具がはじけ飛び、次回へ続く。