NZXTの管理デバイス『スマートデバイス』『HUE 2』『HUE +』『Grid +』の特徴をまとめて比較したいと思います。
大まかにいえば『HUE 2』『HUE +』はライティング制御、『Grid +』はファン制御、『スマートデバイス』は双方の機能を併せ持ったデバイスです。
『HUE 2』と『HUE +』
RGB LEDのライティング管理を行うデバイスです。『HUE +』(第1世代)の後継機種が『HUE 2』(第2世代)になります。
いずれもNZXTのモニタリングソフト『CAM』に対応しています。
主な仕様
ミックス接続とは、RGBファンとLEDストリップなどを同一チャネル内に同時接続することです。
HUE 2 | HUE + | |
サイズ(mm) | 100×76×15 | 100×70×23.5 |
取り付け方法 | 2.5インチマウント可・マグネット付 | 2.5インチマウント可 |
出力チャンネル数 | 4 | 2 |
最大接続数/1チャンネル | Aer RGB 2×5/LED×40/HUE 2アクセサリー×6 | Aer RGB 2×5/LED×40 |
出力チャンネル電圧 | DC 5V | DC 5V |
備考 | 第2世代の機器は1チャンネル内でミックス接続可能 | 1チャネル内でのミックス接続は不可能 |
対応機器
対応機器は「第1世代」と「第2世代」に分けられます。『HUE +』は第1世代にのみ対応しており、後継の『HUE 2』は第2世代・第1世代ともに対応しています。
第2世代
『HUE 2』は第2世代の機器であれば、1チャネル内でのミックス接続が可能です。
『HUE +』は第2世代の機器に対応していません。
HUE 2 | HUE + | |
ファン(AER RGB 2) | ○ | × |
ケーブルコーム(AH-2PCC1-01) | ○ | × |
30cmアンダーグロー(AH-2UGKK-A1) | ○ | × |
20cmアンダーグロー(AH-2UGKD-B1) | ○ | × |
LEDストリップ(AH-2SA30-D1) | ○ | × |
こちらの記事で第2世代のライティングデバイスについてまとめています。
-
【NZXTライティングデバイス】『AER RGB 2』『RGB LED STRIP』他のまとめ
NZXT『HUE 2』に対応した第2世代ライティングデバイスについてまとめます。また、あわせて第1世代デバイスとの比較を ...
第1世代
『HUE 2』でも第1世代の機器を使用可能ですが、1チャネル内でのミックス接続はできません。
『HUE +』も1チャネル内でのミックス接続はできません。
HUE 2 | HUE + | |
ファン(AER RGB) | ○ | ○ |
LEDストリップ(AC-HPL03-10) | ○ | ○ |
『HUE 2』製品一覧
単体
第2世代LEDストリップ×4が付属します。
(画像クリックでAmazonへ)
スターターキット
『HUE 2』と『AER RGB 2』のセットです。ファンの径と数別に3製品がラインナップされています。LEDストリップは付属されません。
スターターキット(『HUE 2』と『AER RGB 2』120mm×2)
(画像クリックでAmazonへ)
スターターキット(『HUE 2』と『AER RGB 2』120mm×3)
(画像クリックでAmazonへ)
スターターキット(『HUE 2』と『AER RGB 2』140mm×2)
(画像クリックでAmazonへ)
『Grid +』
『CAM』と連動することにより、ファンの回転数を制御するデバイスです。
任意の箇所に設置可能な集音装置を備えており、ケース内のノイズを拾って回転数を低減することができます。学習機能を持ち設定の最適化が可能となっています。
3分岐ファンケーブル×2が付属するので、本製品のみで最大10基までのファンを制御可能です。
サイズ | 125×78×15mm |
取り付け方法 | 磁石 or 両面テープ |
コネクタ数 | 6(3ピン、PWM対応4ピン) |
最大出力/1チャンネル | 5W |
『スマートデバイス』
New Hシリーズの『H700i』『H500i』『H400i』『H200i』に標準搭載されているデバイスで、『CAM』と連動してRGB LEDのライティングとファンの回転数を制御するデバイスです。
LED制御コネクタ(4ピン)にはLEDストリップ(第1世代)が装着されています。LEDストリップとAER RGBの同時接続には対応していません。
ファンコネクタ(4ピン)に接続する分岐ケーブルの数は各製品で異なり、例えば『H700i』のファンコネクタ×3には全て3分岐ケーブルが接続済ですので、製品単独で計9基までのファンを接続可能となっています。分岐ケーブルは4ピン×1、3ピン×2に分岐します。3ピンコネクターは回転数信号のピンのみオミットされているので、4ピンPWMファンのPWM制御に対応可能です。分岐後に接続されたファンの回転数はすべて4ピン接続のファンに従った同一制御になります。3ピンあるいは2ピンのDC制御にも対応していますが、同一チャネル内で4ピンPWMファンとの同時使用は不可能です。
LED制御コネクタ数 | 1(デイジーチェーン使用でHUE+ LEDストリップ×4まで or AER RGB×5まで。両者の同時接続は不可) |
ファン制御コネクタ数 | 3(各10Wまで) |
比較とまとめ
『HUE 2』と『Grid +』の主な相違点
『HUE 2』はライティング制御、『Grid +』はファン制御を担います。
『スマートデバイス』と『Grid +』の主な相違点
いずれもファン制御を担います。『Grid +』は設置位置が調整でき、集音装置が外付けかつ延長ケーブルが付属しているので、ケース内の設置における自由度が高くなっています。
『スマートデバイス』と『HUE 2』の主な相違点
いずれもライティング制御を担います。『HUE 2』は第2世代のライティングデバイスに対応しており、かつ『スマートデバイス』の4倍のデバイスを制御可能です。
HUE 2 | Grid + | スマートデバイス | |
LED制御 | ○ 第1・第2世代に対応 コネクタ×4 |
× | ○ ※第1世代のみ対応。LEDストリップとAER RGBの同時使用は不可 コネクタ×1 |
ファン制御 | × | ○ コネクタ×6 |
○ コネクタ×3 |