無線LANで使用される周波数帯のひとつである2.4GHz帯は、ISM(Industrial, Scientific and Medical)バンドと呼ばれる、その名の通りさまざまな機器で利用される周波数帯です。つまり、無線LANと同じ周波数帯を用いる機器が同時に使用されている状況であれば、干渉が起こることになります。
ISMバンドを利用する機器は何がある?
一般家庭でいうとBluetoothやワイヤレス通信機器、電子レンジなどがあります。
Bluetooth
干渉が起きますが、Bluetoothは広い帯域の中をランダムに通信して回る変調方式を採っているため、全時間で干渉が起こるのではなく無線LANの帯域とBluetoothの帯域がかぶってしまったタイミングに干渉します。無線LANの帯域を避けて、互いに干渉しないよう工夫されている機能を持つものもあります。
スマートフォンで無線LANとBluetoothを同時に使うけど大丈夫?
スマートフォンやノートパソコンなど、無線LANとBluetoothを同時に使用する可能性がある機器では、干渉を避けるために時間を分けて通信する機能を有しているものもあります。
電子レンジ
電子レンジから発せられる電波によって周辺のほとんどのチャネルに影響が出るため、接続しづらい状態になります。