NZXTのケースファン『AER F』には、単体で販売されているモデル(正式版とします)と、『H700i』や『H500i』などのNEW Hシリーズに付属するケース搭載モデルが存在します。
今回はその相違点についてまとめます。
『AER F』スペックの比較
いずれも4ピンPWMです。LEDは搭載していません。
120mmモデル
正式版 | ケース搭載モデル | |
回転速度(RPM) | 500~1,500±200 | 1200+200 |
エアフロー(CFM) | 21.01~63.02 | 50.42 |
ノイズ(dBA) | 22~31 | 28 |
140mmモデル
正式版 | ケース搭載モデル | |
回転速度(RPM) | 500~1,500±200 | 1000+200 |
エアフロー(CFM) | 31.48~103.43 | 68.95 |
ノイズ(dBA) | 21~35 | 29 |
『AER F 120』の比較
『AER F』の120mmモデルを実物同士で比較してみます。
ケーブル
正式版はスリーブケーブルとなっており、ケーブルが保護されています。その分ケーブルが太いです。
(上)ケース搭載バージョン、(下)正式版
吸気面
吸気側です。正式版はトリムが取り外し可能(別売りカラートリムに換装可能)となっており、色もグレーとファン本体とは異なる配色となっています。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
四隅のネジ穴周囲がケース搭載バージョンは肉抜きのような凹みがある一方、正式版には凹みがありません。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
平面に置くときに、ケース搭載バージョンはカツッというプラスチック然とした感触、一方で正式版はヒタッというラバー然とした感触で高級感があります。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
排気面
排気側です。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
側面
ケース搭載バージョンは空洞になっている部分が正式版ではカバーリングされています。厚みはほぼ同じです。スペック上でも両者26mmとなっています。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
ネジ
正式版のネジはケース搭載バージョン付属のものより長くなっています。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版
ネジの頭はケース搭載バージョンの方が大きくなっています。
(左)ケース搭載バージョン、(右)正式版