九谷焼のマグカップをレビューします。
伝統工芸の九谷焼と、いかにも万人受けしなさそうな攻めたデザインの、一見相反する要素を一つにまとめたバランスに惹かれました。
正面から。
せり出す顔面に目が奪われますが、マグカップ自体の形状・ラインが美しいです。
ほどよく艶のある質感です。
裏面から。
正面とはずいぶん印象が変わる大胆さに驚きますが、全体としてのまとまりが絶妙なラインで保たれています。
こちら側のデザインのみのマグカップとしても、十分かわいらしくて成立すると思います。むしろワンポイントのマグカップとしては、その方が万人受けするのでは?と思わせてくれる点に好感が持てます。
憎たらしいような、それでいてどこかかわいらしい表情をしています。
髪、指、鼻、目、口、頬などそれぞれのパーツは本体とは独立して作り込まれており、立体感があります。手の込んだ作りからこだわりが感じられます。
眺める角度によってほんのり印象が変わります。
この角度から見ると、いかにも「ぬっ」と飛び出してきているようです。ちょっと不気味さも感じますね。
ジョジョでこういうスタンド出てきそうです。
顔の反対側には丸いアイコンが。
こちらもマグカップ本体とは段差がつけられており、立体感があります。
持ち手部分です。
きれいなラインです。
アップにすると顔が持ち手を凝視しているようにも見えます。
上から。
内面もきれいです。
写真はチキンレースみたいですね。
船木大輔さんという作家さんの作品のようです。